【新着記事】身近な「こうだったらいいのに」について考えてみる。

「どう描くか」よりも、誰が何を描くか。

誰が何を描くか

これまで、長い方で10年近く、イラストレーターさんのサポートをさせていただいて、本当にいろいろあった…!
いろんなことをふり返りながら、今まで学んだことや思ったことを書きたいと思います^^

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毎日インスタグラムに投稿しているのに、変化や反応がないとき。
フォロワー数が増えても、仕事の依頼が来なかったり、商品が売れなかったり。

そんなとき、「こういう絵は需要ないのかも」「線が細いから、色が薄いから?」と、いろいろ考えるかもしれない。

同じころに活動を始めた人がどんどん人気になっていたり、まわりの人が大きな仕事をしていたりしたら、やっぱり焦る、うらやましくなる。
自分はこのままで大丈夫なのかと、不安になる。

だけど、そこで、「どんな絵を描いたらいい?」「売れるには?」みたいに描き方や方法で迷走し始めると、自分のやりたいことから離れていく。
ネタ探し、アイデア勝負、誰かとの競争になってしまうと、描くことが楽しくなくなる。

これって、イラストレーターさんやデザイナーさんだけじゃなくて、勉強や仕事、人生でよくある負のループ。
頑張っているのに、うまくいかない。

「どうすればいいのか」悩む。
いろんなことをやってみても結果が出なくて、自信も希望もなくなってくる…。

「もっと頑張らなきゃ」と思うかもしれないけれど、今と同じ考え方だと、行動を変えても同じ場所をぐるぐるしてしまうから。

ここから抜け出すために、思い出したいのは、初心。

そもそも、何をしたかったんだっけ?
なぜ、これを始めたんだっけ。

初心を思い出す

いろんな壁にぶつかるまえに夢見ていたこと。
本当に実現したいこと。

何をしたいのかよくわからなくなっちゃった人は、無理に大きな目標を決めようとしなくて大丈夫。
悔しいとか、焦りとかに引っぱられずに、一度落ちついて自分の進みたいほうを確認する。

一歩ずつ進んでいくと、「こうだったらいいな」「そういえば」「こうしたいな」はもっと出てくる。
やりたいこともできることも増えていくから、自分を信じて進んでいけば大丈夫。

根本的なことを見直そう

いろいろやっているのにうまくいかないときって、ついつい難しく考えがち。
これをやらなきゃいけない、自分にはこれが足りないって、悪いほうに考えがち。

今は、まわりに情報がたくさんあるから余計に迷いやすい。
けれど、「どうやって」「どうしたら」ばかり探していると、もっと迷子になってしまう。


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たしかに、「どうやって」も大事。
どうやってやるか、どう工夫するか、どう伝えるか。

でも、まず確認するのは、自分はどうしたい、どこに行きたい、どうなりたい…?
目的地を確認してから、「どうやって」を考えれば大丈夫。

目的地を決めてから、どうやって行くかを考える。

根っこと向き合う。

どうして、絵を描くことを仕事にしたいと思ったんだっけ。
本当に叶えたいことはなんだっけ。

世界じゅうの人を笑顔にしたいから、幸せを届けたいから…?
もちろん、それは素晴らしいことだし、可能なこと。
自分に何ができるか考えるのは大事。

だけど、ほとんどの人は、個人的な夢や願望もあるはず。
子どものころから密かに考えていたことだったり、こんな人生になったらいいなって思っていることだったり。

個展を開きたい、絵本を出版したい。
これくらいお金がほしい、こういうところに住みたい。
会社員じゃなくて自分のペースで働きたい、こういう生活をしたい。

いくらかっこいい夢や目標を掲げたって、自分のやりたいことじゃなかったら、やらなきゃいけないことが増えるだけ。
「楽しい」とか「わくわく」とかないまま頑張ろうとしても、続かないから。

最初に確認したいのは、自分の深いところにあるもの。
自分を支えるもの、引きとめているもの。

原点、きっかけ、持っているもの、伸ばしたいこと。
怒り、疑問、変えたいこと、描きたいもの。

自分の持っているものを出していく。
焦っているときこそ、やること・やらないことを整理する。

もっと自分を出していい

もっと自分を出していい。

描きたいものを描いていいし、やりたいことをやっていい。

人、動物、食べもの、風景、つくりたい世界、ストーリー。
自分の表現の仕方で、好きなものを描いていい。

…でも、全然伝わらないかも?
下手だと思われるかも…?

もちろん、誰だって、できれば否定されたくない。

批判されたくない、失敗したくない。
間違えたくない、ちゃんとやりたい。

でも、「不安だから、まだよくわからないから、やらない」って一歩踏み出さずにいると、自分の成長の機会を奪ってしまうことになる。
実はできることがあるのに、可能性があるのに、自分で自分の邪魔をしてしまうことになる。

自分で自分を信じる。
自分のことは低く見積もりがちだけど、みんな、1人ひとり持っているものがある。

やさしさ、ユーモア、ちょっとひねくれているところ、暗い部分。
完璧じゃないところ、未熟なところ。

あの人みたいに描けなくていいし、あの人みたいにできなくていい。
みんなに認められようとしなくていい。

自分でいい、自分だからいい。
「誰かにこう思われるため」じゃなくて、自分はこうしたいから。

自分の好きなもの、描きたいものを描いていい。
自分の魅力は絵や言葉から出てくるから、思いきって、楽しみながら描いてみる。

不安に人生を邪魔させない

やっぱり、ネコ好きな人が描いたネコと、「ネコ描いとけば売れるでしょ」って人が描いた絵は違う。

それに、流行りやまわりの評価を基準に何をどう描くか決めていたら、自分も疲れちゃう。
ほかの人でも描ける絵を描くのなら、自分が描く意味もとくになくなってしまう。

  • 自分は、何を描きたい?
  • 誰に届けたい?

迷ったとき、停滞しているときは、「自分はどうしたいか」再確認するチャンス。
本当にやりたいことをやるチャンス。

ここから芽を出して、もっともっと伸びていける。

「どうやって」は後でいい。

1年後の自分、やりたい仕事をしている自分。
いきいきしている自分、楽しそうな自分。

まずは、自分の行き先を考える。
何歳でどうなっていたいか、どこでどんな生活をしていたいか。

本当に実現したい目標をいくつか出してみる。

自分の目標に向かって計画、実行。

今は不可能に思えるかもしれないけれど、1つずつ計画を立てて実行していけば大丈夫。
目の前の目標から遠くの夢まで、どんどんつながっていく。

プロジェクトごとに考える。

「頑張ろう」と思っているだけだと、いつの間にか時間が過ぎていたり、途中でよくわからなくなってしまったりする。
そうならないためにも、本当に実現したいこと、自分のやりたいことを「プロジェクト」にしてとり組もう。

こういうイラストレーターになる、オンラインショップを開く。
楽しいプロジェクトを計画して、自分で動かしていく。

  • 今週、これをつくる。
  • 今月の売上目標はいくら。
  • 年末までにこれを達成する。

具体的な目標や期間を決めてとり組むと、自分にとって重要なことに集中できるし、改善点も見えてくる。
短い期間で、自分の目指すほうに向かって現状を変えていける。

自分の意見を採用する。

目標に向かって、やりたいことはやってみよう。
初めてのこと、自信がないことは不安になるけど、自分の提案に耳を傾けよう。

「こうしたらどうだろう?」と思ったら、試してみる。
たとえば、LINEスタンプをつくっていて、「線を太くしたほうが見やすいかも?」と思ったらやってみる。

「これを組み合わせたらどうだろう」「これも試してみたい」と思ったら、自分の感覚を信じる。
今までの「自分の絵はこう」って枠にとらわれず、新たに出てきた「こうしたい」をやってみよう。

描いているのは自分だから、いつもと違うことをしても自分らしさは出てくる。
そして、新しい自分を発見できたり、可能性がひろがったりする。

1つ1つの挑戦を楽しんでいい。
自分の表現、描きたいものを世に出していい。

こわいけど、一歩踏み出してみる。
リラックスして、やってみる。

お金がない、時間がない、明るい未来が見えないときって、めちゃくちゃつらいけど、次の扉は意外とすぐそこにあるから。
100%自分を信じて、進んでいけば大丈夫。

次の扉はすぐそこにあるから、自分を信じて進んでいく。

アイデアや考えはあるけど整理するのが苦手な人、やっぱりどうすればいいのかわからない…という方は、Pinterestサポートページにあるワークシートなどもどうぞ。

個別相談もときどき受けつけているので、サポートページで最新情報を確認してお気軽にメッセージください^^

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