『差別化が大事だ!』って話、よく耳にしますよね。
たしかに、差別化は大事です。
今は、誰でもかんたんにハンドメイド雑貨を売ったり、服やアクセサリーのブランドを立ち上げたりできる環境があります。
だから、他の人と同じでは目立たないし、ありきたりな商品では価格を下げないと売れないかもしれません。
しかし、『差別化』という言葉に惑わされると、自分らしさが失われる可能性もあります。
重要なのは、一貫性。
「みんなが黒だから、黄色にしよう!」「黄色もまあまあいるから、やっぱり赤で!」みたいな感じだと、もはや差別化ではなく反抗。
自分のブランドを作るとき、「他と違うこと」にこだわるより、まずは「自分を知る」ことが大切です。
- ブランドを作って、何を実現したいのか。
- どんな人に何を届けて、どうなってほしいのか。
自分の想いを明確にすることで、優先することやどこで何をするかといったこともはっきりしてきます。
そして、無理に『差別化』しなくても理想のお客さんが来てくれるようになります^^
自分のブランドを作るコツ
- 1.自分を知る。
- 2.モデルから学ぶ。
- 3.キープゴーイング!
1.自分を知る。
「何やってるの?」
「どんなブランドなの?」
もし、自分で簡潔に説明できないとしたら、他の人に伝わらない・わかってもらえない可能性大。
自分の軸が定まっていないと、いろんな情報に惑わされたり、何でも屋さんになってしまったり、頑張っているのにうまくいかない悪循環に陥ります。
やりたいことを明確にする。
自分のブランドを作るとき、まず重要なのは「自分の目標」を明確にすること。
- 何をしたいのか、どうなりたいのか。
- 何を目指しているのか。
「自分のブランドを作りたい」と思ったきっかけや理由について考えてみると、自分が求めているものが見えてくるはず…!
個人的な目標でも、小さなことでも大丈夫。
「世界を変えたい」とかじゃなくて、自分にとって大切なことを優先して大丈夫です。
もう1つ重要なのが、
理想のお客さんを明確にすること。
- あなたのブランドは、なぜ存在するのか。
- 誰に向けて作りたいか、何を解決したいか。
「理想のお客さん」はできるだけ具体的な人物、できれば実在する人のほうがいいです。
なぜかというと、自分にとって都合の良い完璧なお客さん像を作り上げてしまうと、そんな人は存在しない…!売れない…!ということになってしまうから。
そのお客さんはどんな状況で、どんな気持ちや欲求を抱えているのか。
ブランドのターゲットとなる人に質問やインタビューができると、なお良いです^^
自分がやりたいこととお客さんが求めているものが一致すれば、ビジネスになるってことだよね!
ミーは、目的や目標があいまいだったかも…?
そうだね。
いろんな人の意見や要望を全部とり入れようとしたらぐちゃぐちゃになるから、自分で目標を決めておくことが大事だね!
2.モデルから学ぶ。
クリエイティブな人が犯しやすいミス・・・
それは、何でも自分で作ろうとすること、ゼロから作ろうとすることです。
もちろん、「オリジナル」なのはいいこと!
…なのですが、ビジネスモデルをゼロから作ろうとしたり、専門外のことや苦手なことを自己流で何とかしようと頑張ってしまうと、めちゃくちゃ疲れます。
しかも、時間をかけても、うまくいくとは限らない…。
よくわからないことや苦手なことに時間やエネルギーをとられてしまったら、商品作りに集中できなかったり、やりたいことが後回しになったりしますよね。
お手本を見つける。
はじめて自分のブランドを作る人、「自分にはビジネスの知識や才能はない…」と思っている人はとくに、先を行く人から学ぶことをおすすめします。
「成功」や「目標」は、人それぞれ違いますよね。
大事なことは、「すごい人」になろうとするより、「こうなりたい」と思う人、目標とするブランドの仕組みや型に注目すること。
デザインのパクリや文章のコピペはダメです。
でも、集客の仕方やコミュニケーションのとり方、SNSの使い方、ブログの構成など、仕組みや型を真似するのはOK。
モデルを参考にしながら、自分のアイデアも試してみることで、目標をはやく達成できて、自分自身もビジネスパーソンとして成長できます。
3.キープゴーイング!
ブランド作りは、1日にして成らず…!
やはり、続けることが大切です^^
続けることで、信頼を作り出す。
ブランド名を決めただけ、ロゴやウェブサイトを作っただけ、インスタグラムに何回か投稿しただけでは、ブランドのイメージは確立できません。
自分で「コンセプトはこれだ!」「ビジョンはこれだ!」と思っていても、お客さんに伝わらないこともあります。
また、理想のお客さんが本当に求めているものと、自分が提供しているものがズレている場合もあります。
目標に向かって、試行錯誤を重ねる。
自分の考えや感覚とお客さんが感じていること、実際のデータが異なることは珍しくないです。
自分のブランドを作るときは、自分/ブランドの目的・目標を確認して、手段や方法は柔軟に工夫してみてください^^
【ダウンロード】自分のブランドを作るシート
今回のまとめ
- ブランドを作るとき、重要なのは一貫性。
- 自分を知ることでブランドの方向性や理想のお客さんが明確になる。
- 目標に向かって一貫した行動を続ける、信頼を作り出すことが大事。